孔子廟内はまさかの青空古本市
上海家族旅行3日目です。
今日は朝食を和食に。2階の「山里」という和食レストランでいただきます。
食後にコーヒーを頼んだのだが、伝票を見ると「プレミアムコーヒー」と書いてあって別料金になってたのには驚いた。しかも、超高いし。
同じく2階には、HISの事務所がある。今回、HISのツアーで来られた方が多いらしく、バスの出発時間の案内があった。バスで会場まで行けたら楽だな。
エキシビジョンは午後2時から。それまでの時間を利用して、私が行きたかった高杉晋作ゆかりのもう一つの場所「孔子廟」(こちらの言葉では「文廟」みたい)に行くことに。
孔子廟見て、エキシビション見て、その後、昨日行った外灘の対岸の陸家嘴エリアに行って晩飯を食べよう。
晩飯はイタリアンとかフレンチとか洋風がいいなぁ、と。あまり歩きたくないので、『るるぶ 上海』に載っていた陸家嘴駅近接のレストラン「イソラ(Isola)」に決めた。
「イソラ」は、ガイドブックに「英語可」のマークが付いていたので、多分私の下手な英語でも大丈夫だろうと思い、電話をして予約を試みる。
“I want to make a reservation.Today.Evening.At seven.Four men.”と。人数は”For Four.”が正解なんですかね。
“Member?”とか聞かれたんで、「あれ、ここって何かの会員だけのレストランなの?」とか思い、”No.”と答えたが、”Telephone member.”とかいうので、あぁ”Telephone number.”のことねと理解、無事予約できた。
ホテルのタクシースタンドで行き先を告げたらすぐわかってくれた。「孔子廟」まで14元だったかな。
上海文廟と書かれた門の直ぐ隣には洗濯物が無造作に干されてるマンション。生活感凄い。
門前町にはおもちゃ屋、ファンシーショップ、食べ物屋が並び、屋台も出ている。今まで見てきた上海とは打って変わった猥雑さがあって、面白い。
電線に竿を渡して洗濯物が干してある。
入口の前にはもぎりのおっさんがいる。入ろうとすると、あっちでチケットを買えという。
直ぐ横にあるチケット売り場で集票(チケット)を買う。大人10元。
孔子廟の中に足を踏み入れると、まさかまさかの青空古本市が展開されていた!さすが学問の神様。
なお、上海留学中の高杉晋作がこの孔子廟を訪れた時、廟内はイギリス軍の陣営となっていたとのこと。「太平天国の乱」を鎮圧できない清朝はイギリス軍やフランス軍に援助を頼んでいて、孔子廟内にイギリス軍の兵卒が駐留していたのです。
敷地はとても広大。ところが賊の変以来、ここにイギリス人が居続けるようになり、陣営に変わってしまった。廟堂の中では兵卒が鉄砲を枕にして寝ている。これを見ると、実に嘆かわしい思いがする。イギリス人は支那のために賊を防いでやっている。ゆえに支那は孔子の像を他所に移して、イギリス人をここに住まわせているのだという。
『高杉晋作の「革命日記」』(一坂太郎)
青空古本市には子ども向けの本もあり、息子娘が興味深そうにしていた。せっかくなので数元渡して買い物させてみた。
大成殿前でまたチケットチェック。どうも、孔子廟内にいる人、青空古本市にだけ用がある人がほとんどみたい。さきほどのチケット売り場の値段表にあった「周日旧书市场」(1元)というのは青空古本市の利用者のためのチケットみたいね。
孔子銅像。高校受験を控えた息子と。
息子娘はロウソクを奉納。私は絵馬を奉納。ロウソクと絵馬を売ってるおじさん、日本語も達者だった。
のんびり見学していたら、もう13時20分。エキシビジョンの開始時間は14時。もうちょっと奥まで見学したいが、google mapを使えない妻と別れるわけにはいかず、皆でエキシビジョン会場に向かうことに。
※Wi-Fiルーターを渡して、VPNの設定もしてあるのだが、どうも上手く接続できない。
最近のコメント